家で使っている包丁はどれくらいの頻度で研げばよいのですか?

使用頻度によって異なりますが、3~4ヶ月に1度当店にお持ちいただいているお客様が多いです。包丁を研ぐ時期は、無理をしないと切れなくなった時だと考えてください。ご家庭でも中仕上げ砥石で軽く研いだり、簡易研ぎ器を使用するなどしてメンテナンスすると良いでしょう。包丁研ぎの料金はコチラの料金表を参考にしてください。

こんな包丁でも研げるのでしょうか?

お電話でよくこういったお問い合わせをいただきます。正直なところ現物を見てみないと分かりませんが、刃こぼれをおこしたり、先が折れてしまったりした包丁でも多くの場合は整形したり、刃を付け直すことで切れ味が蘇りますので、あきらめずに当店にお持ちください。専門のスタッフが対応いたします。

昔使っていた包丁が出てきたのですが使えるようになりますか?

刃物にとっての大敵は「錆」です。せっかく焼入れをして強くなった鋼も、錆びてしまえば脆くなります。定期的なメンテナンスで錆をつけないようにしたり、錆をクリーナーで落としたりしましょう。また、長期間使わないときには、十分に洗ったうえで、しっかり水気を取り除き、湿気がつかないように保管してください。椿油を塗布したり、油紙で包むとよりよいでしょう。新聞やタオルで包むのはNGです。

どんな包丁を選んだら良いのですか?

使われる方によって、どの包丁にすればよいのかが異なってくるので、一概にこの包丁がいいとは言えません。当店では、大きさ、重さ、形状、材質などが異なる包丁を多種多様に取り揃えていますので、必ずあなたにピッタリ合うものが見つかると思います。ご来店いただければ、実際に持ってみることが出来ますのでスタッフにお声掛けください。当店おすすめの末廣ロゴ入り包丁は、テスターもございますので、ぜひ一度お試しください。

包丁が欠けたのですが、どうしたらよいですか?

冷凍食品を切ったり、固い野菜、骨をこじった(こねた)時に、欠けたというお問い合わせがよくあります。
多くの場合は、研ぎ直しで使用することができます。当店までお持ち頂ければ無料で診断いたします。また、落下や叩きなどで、刃折れ、刃割れを起こした場合でも、整形により直ることが多いので、当店まで包丁を御持参ください。

どんな刃物が研げますか?

包丁、ハサミ、鎌、ナタ、カンナ、ノミ、フードカッターの刃、裁断機の刃などです。鑑賞用のものなどキズが入るといけないものは御遠慮ください。またプロ用の散髪ハサミなど、研ぎを行っていないものもありますので、詳しくはお問い合わせください。※研ぎ料金はコチラの料金表を参考にしてください。

砥石の真ん中が凹んできました。まっすぐになりますか?

砥石が曲がっていると、刃の変形の原因になる恐れがあります。研ぐときは、必ずまっすぐな砥石を使用してください(鎌などを除く)。重労働になりますが、平らなブロックなどの上で擦るか、砥石の面直しを使用すればまっすぐになります。金剛砂などを使用すると作業時間の短縮ができます。

包丁の柄は交換できますか?

いわゆる和包丁の柄は交換可能です。放っておくと中の部分が腐食し、使えなくなるので早めに当店にお持ちください。いわゆる洋包丁については、ハンドル部分の交換が可能なものが少なく、できないことが多いです。思い出の品などは別のハンドルにリメイクすることも可能です。

包丁は洗浄機で洗えますか?

包丁を食器洗浄機で洗うことはおすすめしていません。洗浄機の中で刃が当たって、切れ味が落ちたり、出し入れの際食器などとぶつかって刃が欠けたりしてしまう恐れがあります。木の柄や圧縮木のハンドルは、洗浄機の温度変化による熱衝撃で痛みます。食器乾燥機でのご使用もNGです。また、塩素系漂白剤に浸けると錆びの原因になりますので、注意してください。

ステンレス鍋(やかん)の内側が虹色になりました。使い続けても大丈夫ですか?

ステンレス製品では、比較的よく起こる現象です。水や食品に含まれるカルシュウム、マグネシュウム、鉄やケイ素などのミネラル成分が被膜を作り付着して虹色に見えるものとされています。何らかの有害なものが溶け出してくることはなく、健康被害もないといわれています。気になる方は、その鍋に水を入れお酢を大さじ1、2杯加えて数分間煮込みます。その後、液体を捨てて中性洗剤でよく洗い乾かすとよいでしょう。お酢は濃いほうが効果があるようです。もし匂うようでしたら、代わりにクエン酸を適量加えると同様の効果が出ます。

ステンレスのやかんに白いガビガビが付きました。どうすればよいですか?

この白いガビガビは、水の成分が凝縮されて結晶となって現れてくるものなので、特に心配はいりません。ステンレス製品の場合は、クエン酸の温かい溶液や、クレンザーと硬めのタワシなどでお手入れするといいでしょう。

鍋の蓋がとれなくなりました。どうすればよいですか?

慌てて水などをかけて急冷してしまうと逆効果です。熱効率の良い鍋は、鍋本体と蓋とが密着する構造になっています。この鍋にウォーターシール効果(水蒸気が鍋と蓋の間で水の膜となることによって得られる密閉効果)が強く働くとピタッと蓋がくっつき、大人の男性でも取れなくなることがあります。再加熱して蒸気が出だしたら蓋を回すように取ってください。

アルミの鍋の内側が黒く変色してしまった場合は、どうしたらよいですか?

黒く変色したのは、水とアルミの化合物水酸化アルミニュウムが鍋の表面に付着したからです。人体に影響を及ぼすような成分ではありませんが、取り除く方法を4つご紹介します。①輪切りにしたレモンで変色部を丹念にこする。②水を入れ、リンゴの皮を入れて煮沸する。③それでもダメならスチールウールやスポンジの硬い部分とクレンザーを使いごしごし磨く。④変色部分を取り除いたら米のとぎ汁を入れて10~15分煮沸する。こうすることで、アルミ表面に皮膜ができて変色予防の効果が出ます。

アルミの鍋(やかん)の内側に白い粉のようなものが吹き出たのですが?

アルミの鍋の白いポツポツは、水の塩素やミネラル成分、あるいはこれらがアルミと反応して腐食を起こしてできた水酸化アルミです。水酸化アルミは、胃薬などの成分にもなりますので、心配はいりません。アルマイト加工の製品でも、アルカリ成分や損傷、摩耗といった原因で白いポツポツが現れてくることがあります。

剥がれたフッ素樹脂が体内に入っても大丈夫ですか?

万が一、フッ素樹脂を食べてしまっても、体内に吸収されずに排出されるので問題ありません。フッ素樹脂加工の表面には目に見えない微細なピンホールがあります。ここに油や調味料が浸透して、中で加熱膨張することにより、塗膜が押し上げられ、膨れてフッ素樹脂が剥がれてきます。フッ素樹脂が剥がれると、焦げ付きの原因にもなりますので、調理後はしっかりと洗浄するようにしましょう。

テフロン加工を長持ちさせるためには、どうすればよいですか?

傷をつける恐れのあるものは使用しない、アルカリ洗剤を使用しない、調理後速やかに充分洗浄する、火力は中火以下など、方法はたくさんあります。フッ素樹脂は260℃以上になると溶けてしまいます。特に、長すぎる予熱は、気づかないうちにやってしまう可能性があります。必要以上に高温にすると、食材をのせたときの温度差により、テフロン加工に悪影響を及ぼします。

アルミの鍋ややかんがアルツハイマー病の原因になると聞いたことがありますが、本当でしょうか?

ごく一部でそのような説が唱えられていますが、現在は、この因果関係を証明する根拠はないとされています。WHO(世界保険機構)FDA(米国連邦食品医薬品局)、アルツハイマー病協会などでは明確に否定する見解を出しています。これまでアルミ製品で健康被害がでたという報告はありません。どうしても気になる方は、ステンレスやホーローなど、他の鍋を使用することをおすすめいたします。

アルミの鍋の焦げ付きはどうしたらよく取れますか?

アルミ製品は酸性またはアルカリ性のものの使用はできるだけ避けてください。焦げ付きの取り方は以下の手順です。
①木べらなどを使ってざっと取り除く
②鍋にお湯を入れて弱火で煮る
③焦げがふやけて浮いてきたら、木べらなどでゆっくり取り除く④あとはスポンジを使用して洗う⑤焦げが残っていたら
①からもう一度繰り返す。もうひとつの方法として、2〜3日鍋を太陽に当てて乾燥させる方法があります。底面の焦げ付きは、逆さまにしたほうがよく取れます。

コーヒーカップの柄にひび割れのような跡があります。

ひびではなく、線のような跡ではないでしょうか? コーヒーカップだけでなく、カップなどの取っ手の付いている陶器には、薄い線のような継ぎ目のような跡があります。取っ手の型に両側から泥を注入する際に両側からの圧力がかかってできた跡で、どうしても出てきてしまうものです。丸い皿などは底の渕の部分に跡が残る場合もこのような理由です。

ホーロー製品の特長について教えてください。

鉄をガラスでコーティングしているので、美しい色合いや光沢をもち、耐酸性、耐食性に優れ、非吸着性(においがつかないこと)に秀でています。多くの場合は、電磁調理器にでもご使用いただけます。しかしながら、ガラスの性質をもちますので、衝撃に弱く、強い衝撃を受けると表面にヒビが入り、そこから錆が発生します。

ホーローの鍋の内側にキズが入って剥がれてきているのですが、使用しても大丈夫ですか?

剥がれている大きさなどの状況によって変わってきますが、体に有害ではありませんので、使用しても特に問題はありません。キズが入ると、その周りが剥がれたりや、錆が出たりすることがありますので、料理の中に異物が混入しないように注意しましょう。炒め物などにはおすすめできませんが、煮物料理などではクッキングペーパーなどを使用するとよいでしょう。洗浄後、コーティングの剥がれた部分に食油を塗ると、被膜となり錆が出にくくなります。

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